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静岡県サイクルツーリズム協議会 設立趣意書

サイクルツーリズムは、日本よりも西欧諸国を中心とした海外の国々において、観光業に大きく寄与してきました。日本でもサイクリングライフの素地が進化し、静岡県でもサイクルツーリズムの素地が確立しつつあります。サイクリスト人口の拡大、ロードバイクのかつてない需要、自転車専門誌の普及、サイクリングツアーの進化などを背景に、自転車による旅のニーズは急速に増しています。 それを示すように、サイクルスポーツ環境のなかで競技人口が減少する一方、地域の特性や自然の魅力を活かし、ツーリズムの要素を取り入れたサイクリングが着実に愛好者層を増やしています。静岡県内では、伊豆の国市を開催地として2000年より開催してきた狩野川100㎞サイクリングを先進事例に、伊豆半島横断サイクリング、Mt.FUJIエコサイクリング、ぐるっと浜名湖サイクルツーリズム、天竜サイクルツーリズム、ゆるゆる遠州ロングライドなどがその好例といえるでしょう。 サイクルツーリズムという新しい旅のジャンルにおいて、静岡県は通年で自転車を楽しめる気候、風光明媚な景観、適度な起伏に富んだ多彩なみちを備え、1)伊豆半島・狩野川流域、2)富士山麓、3)小笠山麓、4)浜名湖沿岸・天竜川流域 と4つのゾーンが“自転車適地”として形成されつつあるといえます。 多くの自転車専門誌、ライフスタイル系の雑誌が「自転車の旅」を頻繁に特集し始めました。これは、増加したサイクリストと拡大したサイクルマーケットのニーズが、参加型イベントから、滞在型ツーリズムへと進化していることを示しています。 本活動は、静岡県内のこうした自転車適地が連携するとともに、新たな適地の創造、新たな適地の参画をすすめることで、静岡空港や新東名高速道路、JR等を活用して静岡県の豊かな四季と自然を愉しむ「自転車の旅」を提供し、国内・海外のサイクリストたちの誘客に結び付けていこうというものです。 平成24年9月29日 静岡県サイクルツーリズム協議会 設立準備会 発起人 伊豆の国市観光協会 会長 安田昌代 袋井市観光協会 会長 太田忠四郎 伊豆市観光協会 会長 小森康信 磐田市観光協会 会長 金原一平 函南町観光協会 会長 広田克己 掛川観光協会 会長 平野正俊 菊川市観光協会 会長 海瀬 亮 御前崎市観光協会 会長 松井利彦 森町観光協会 会長 秋山成光

事業推進および活動案

 

1)静岡県自転車適地化構想づくりとその推進

・自転車適地としての特徴と個性を県域・地域別に整理、明確化

・連携と役割分担による自転車旅の商品化と、サイクリストの誘客活動の計画と推進

 

2)サイクリストに快適なサービス・システムの研究と普及

・サイクリングマップの標準化と共同配置(マップの共同編集、相互配置、合同配置)

・宿泊業に対するサイクルツーリズムへの対応推奨(サイクリストは上客)

・ローカルサイクリストが、ゲストサイクリストをガイドする方式の確立

 

3)静岡県の国内外セールス事業における県内各地の連携

・海外からのファムトリップにおける連携対応の実現(遠州、狩野川、富士山周辺エリアに実績)

・合同セールス活動の実施(効率化とスケールメリット)

・自転車適地としての静岡県を総合的にアピールする事業の開発と実施(静岡県と連携)

SCTA 静岡県サイクルツーリズム協議会

TEL.0537-22-0654 FAX.0537-22-0786

静岡県掛川市城下5-10・1F

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